EPISODE 7
危機的状況を救ってくれた、日建リース工業の底力
営業職/2012年入社
設営が間に合わない
あまり誇れる話ではないのですが、ある現場でのお話をしたいと思います。その現場は、滋賀県の農業公園。8月のある週末から11月末までのイベントの中で、メインとなるジップラインというアトラクションを設置・レンタルするという仕事がありました。
段取りは、木曜日1日で設営を完了し、金曜日に施設のイベント運営の方々及び社長・副社長を含めた経営陣に安全講習を行っていただく計画でした。ところが様々な理由から、1日で設営が終わらないという事態となってしまったのです。
他の支店長からの電話
お客様に謝罪し、スケジュールを1日ずらしていただけましたが、設営する職人さんが見つかりません。初日に作業した職人さんは、次の予定が入っていて対応は不可能。木曜日の午後から探し始め、夕方になっても手配はできず、ハウス備品部署内の上司や先輩たちのツテをあたっていただきました。しかし、夜になっても職人さんが確保できたという連絡はありません。もうダメかと思っていた翌朝、私の携帯が鳴り響きました。
「もっと早う段取りせぇや」。電話の声は、一度もお話ししたことのないH大阪支店長(当時)。私の上司より連絡を受け、職人さんの段取りを進めているとのことでした。その数時間後、地元の業者さんで段取りができたとの連絡が入りました。無事に施工は完了し、イベントは、11月末まで好評のうちに終了。撤去も滞りなく完了しました。
危機的状況に陥った時、部署内だけでなく支店の枠も超えて、皆様に助けていただけたことは一生忘れません。私は、日建リース工業の会社としての底力を、まさに身をもって体感しました。これ以降、他部署や他支店からの依頼があった際には、最優先で自分のできる限りの協力を惜しまないようになったことは、言うまでもありません。