photo: 大久保 貴弘

Report01

わからない時にわからないと言える
対話と取り組む姿勢

千葉支店

仮設事業部


営業職

大久保 貴弘

(2022年入社)

未経験だからこそ、素直に助言を求めることができた

「入社してはじめに努力したのは、やはり商品名や現場の知識を身につけることでした」。

仮設事業部の営業として、2022年にキャリア採用された大久保は、元々、飲食業という全く異なる業界で働いていた。建築の専門用語はひとつもわからなかったという。

何万点以上ある商品を1から覚えることからはじめた。しかし、同じ商品であってもお客様によって呼び方が違うこともあるため、現場に出て苦労することも多かった。

「打ち合わせでは‘アンチ’とか‘クランプ’とか専門用語で話がどんどん進んでいくので、理解することがすごく大変でした」。

 

わからないことは実際に現場で学ぶことも多い。

入社して最初の営業先は、土木の現場や建築の現場、鳶さんたちとの現場だったりと満遍なく担当した。右も左もわからないことばかりだったが、未経験だったからこそ現場でもすぐに「教えてください」と言いやすかった。

 

はじめは先輩に同行し、カタログで見た商品を直接触り、商品がどう使われているのかということを把握していった。

「現場に出るというのが一番の勉強になりますし、現場の所長からも教えてもらいながら徐々に覚えていったんです」。

千葉支店の事業部長が技術部出身のため、どう足場が組み立てられるのかといった技術面での講習もあり構造も理解することができた。

イメージした図面から足場が組まれているのを見ると、仕事の規模の大きさがより伝わり達成感を得られる瞬間だという。

 

現在は、県央道の土木工事や浄水場の建設といったインフラを支える現場にも携わっている。

「案件の大きさは元々知っていたつもりですが、1つの現場を受注すると100億円という現場もあるので、その規模に驚くこともあります」。

しかし道路や浄水場など、この地域の生活を支えるものに関わっているということがモチベーションにつながっているという。

業界は違ってもコミュニケーションの根本は同じ

「転職するうえで、全く違う業界へ飛び込む覚悟は持っていましたが、実は建築業界には全く興味がなかったんです」。

しかし、ゼネコンで働いている義理の父から日建リース工業を勧められたという大久保。

「仕事の関係上、義理の父は日建リース工業をはじめ色々な会社と関わりがあります。特に日建リース工業の営業は明るく対応もすごく早いというところが印象にあったようです」。

「どうせ転職するなら業界ナンバーワン」と考えていたので、次第に興味を持つようになったという。

他社は受けず、日建リース工業のみ志望した。キャリア採用のため、最初から仮設事業部の営業職にエントリーし面接を受けた。

「前職の飲食業界でアルバイトの学生を20人ほど管理する立場で働いていたので、相手の気持ちを引き出す言葉選びや声を掛けるタイミングなどには自信があったのでアピールしました」。

実際、サービス業で培ったコミュニケーションは今も現場で役立っていると感じているという。

 

「現場に出るとまだまだわからないことがたくさんあるので、コミュニケーションを取りながら質問するように心がけています」。

そうすると怖いイメージを持っていた鳶さんたちも「しょうがないな」と教えてくれるのだという。彼らはプロ意識が強いだけで、実は協力的だとわかり気が楽になった。

しかし、その場で質問できないという場合もある。そういうときは、一旦社内に持ち帰り上司へ相談する。

「ベテランの先輩や上司にすぐ聞けるような環境なのでありがたいですね」。

社内でも積極的にコミュニケーションを取っていくことが仕事を円滑に進めるヒントになるのかもしれない。

お客様にも協力会社にも寄り添って

仮設事業部では、急な案件を依頼されることも少なくない。

1週間かかる図面を翌朝までに出してほしいなど、無理難題を言われることもあるという。

「お客様の急ぐ気持ちもわかるし、なるべく希望に添いたいのですが現実的に無理だと伝えることも大切なんです」。

しかし、実際にお客様に提案すると、『日建さんがこうするんだったら、その方がいいよね』と言ってもらえることも多い。

他社では、依頼された商品を持っていないからと断る会社も多くあるという。

しかし、日建リース工業の場合は、『仕入れ先を探してきます』と対応できる可能性を見つける。対応力の積み重ねが取引先から信頼される理由なのではないかと大久保は考える。

「そういった上司や先輩の姿を見てきているので、自分もお客様に寄り添った対応をしていこうと心がけています」。

 

また今後は、協力会社である鳶さんとの仕事がうまくサポートできる体制にしていきたいという目標がある。

「協力会社が止まると現場も止まりますし、未経験の私を育ててもらったっていう感謝がもちろんあるからです」。

鳶さんたちとうまく仕事をしていくためには、やはりコミュニケーションを常に取り現場を動かしていくことが重要だ。

「現場はいつもうまく回るわけではないけれど、自分なりに切り替えをして、進んでいくことが大切だと思うんです」。

自分だけではなく、自分の周りの人たちと一緒に成長できる仕事に挑戦し続ける。

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