photo: 奥田 彩佳

Report03

つながりが生まれる仕事に。
当たり前の環境を
当たり前に提供したい。
 

仙台支店

ハウス備品事業部


営業職

奥田 彩佳

(2021年入社)

つながりをつくるシェアビジネス

「元々リースやレンタルの分野に興味があったんです」

ハウス備品部門に所属する奥田は、就職活動を始めたころからシェアビジネスに注目していた。商品を納品したら終わりではなく、そこからお客様との関係が続いていくシェアビジネスのあり方に魅力を感じたという。

「売って終わりのサービスと違い、商品を引き上げたとしても、次の仕事の話をお客様からしていただき、どんどんつながっていく仕事が面白いと思いました」

同業他社の中で日建リース工業を志望した理由は「働いている人」だった。

WEB説明会を受けた際、オンラインでも日建リース工業で働いている人々の「仕事が楽しい」という様子が伝わり、興味が湧いた。

面接時にも日建リース工業への興味はより一層強まった。

「その人のことを深く知ろうとしてくれるような、就活生ではなく人間として見てくれていると感じました。面接ですが、会話がちゃんとできたと思いました」

入社してからも「楽しみながら仕事をしている」という印象は変わらない。

 

「最初は仮設事業部を希望していました。ですが、入社前の面談時に人事からハウス備品の方が向いていると言われたんです」

希望の部署と違うハウス備品に配属された当初は驚きが大きかったという。

「正直、ハウス備品に関心はなかったのですが、決まったら決まったで、備品をレイアウトするのって楽しそうだなと考えが変わりました」

少しでも楽しい方向に考える。そんな奥田がハウス備品に配属されても特に戸惑うこともなく、受け入れられたのは、学生時代の学園祭で会場セッティングを担当していたことに関係するのかもしれない。その時の活動の楽しさが、今の仕事にもつながっている。

自ら環境をつくっていくこと

日建リース工業では、入社してから1年目の夏まで研修センターで業務について学ぶ。研修では、協力会社と一緒に商品の整備や出庫の準備を行うという。実際に手に取ることで、カタログで見るよりも商品を知ることができる。

「そこから支店のハウス備品部門に就いて、業務職で依頼書を作ったり、備品を手配したりし、2年目の4月から営業として本配属されました」

ハウス備品事業部の全ての業種を経験した奥田は、本配属になってからも不安は少なかったという。

 

現在の奥田の主な顧客のひとつにインフラや大型建築を手掛ける地元の大手ゼネコンがある。ゼネコンを対象に仮設事務所のハウス貸し出しや、その中で使用する事務用の備品をレンタルしている。

「必要なものは先にお客様へこちらから提案します。クライアントには事務所用のユニットハウスをつなげて1つの大きな事務所として納品しています。その後、室内に収める備品もレンタルします。事務机や打ち合わせの机、椅子など事務所で必要なものならば冷蔵庫といった家電も一式納品します」

備品が決まったら図面作成し、クライアントと話し合いを重ねる。そして、レイアウト変更の要望に対応し着工に進めていく。

 

実は、仙台支店に配属され営業を始めて3ヶ月目で地元の大手ゼネコンを担当することになった奥田。

「部長から打診があり引き受けましたが、前任者から引き継ぎを任された時はプレッシャーを感じていました」

営業に配属されて間もないため現場についての知識が足りず、慣れるまでは苦労も多かったという。ハウス備品の商品についてはもちろん、それに加えて電気の工事についても知識が必要となるからだ。

「商品は知っていても、ハウスを建てるとなった時どうしたら良いのかわかりませんでした。誰かに教えてもらえばよかったのですが…仙台支店に来た時、地元出身じゃないのもあって、少し人見知りをしていたんです」

そういう奥田を見かねた先輩が「お客様への営業ももちろん大事だけど、社内営業も大事だ」とアドバイスをくれた。自分から助けを求めやすい環境をつくることが大切なんだと今ならわかる。

それからは現場を覚えることを最優先にし、社内外で周りに教えてもらいながら勉強した。自分からコミュニケーションを取ることで現場での人間関係も円滑になり営業もスムーズに進むようになったという。

より快適な空間をつくり出したい

「お客様がハウスの事務所に住めるくらいの空間として納品したいです」

奥田の目指すのは、そんな快適な環境をつくることだ。

「お客様にとっての職場はハウスの事務所なので、そこが快適でないと仕事がやりづらくなるんです。だから、当たり前に仕事をしやすい環境をつくるために、当たり前のことを提供するということを心がけています」

納品後、自分で図面を引き備品をレイアウトし、クライアントが使いやすくなるようにイメージしたものが形として見えた時が、特にやりがいを感じるという。

 

今後の目標として奥田は、自分も学んでいきながら後輩にも自分が先輩から教えてもらったように伝えていきたいという。

「私もまだ仕事の進め方は試行錯誤の段階ですが、お客様のところに行くときは『会話の延長』を意識しています。積極的に話しかけて『本来の打ち合わせを忘れていたね』というような感じまで仲良くなりたいですね」と話す。

関係性を築くことで新しい視点や見え方が生まれ、より快適な環境づくりのきっかけにつながっていくのかもしれない。