photo: 福田 哲也

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福岡支店

リニューアル九州事業部


営業職

福田 哲也

(2020年入社)

経営基盤が安定しているから安心して働ける

福田が日建リース工業に転職してきたのは、コロナ禍の真っ只中の2020年のこと。その少し前までは、新卒で入社した繊維商社を退社し、ワーキングホリデーでオーストラリアにいた。飲食店舗スタッフや宅配、日本人観光客向けにワイナリーのガイドなどをして、福田なりに充実した日々を送っていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行で環境が一変。ロックダウンにより仕事はなくなり、帰国を余儀なくされた。

福田は日建リース工業への転職理由をこう話す。「コロナによって職を追われる経験もあって、転職活動では業種よりも事業規模を重視。安心して長く働ける環境を求めていた時に日建リース工業と出会いました。社員数や資本金、全国に広がるビジネス圏が経営基盤の安定さを表しています。何より、事業の柱を確立させながら新規事業にも積極的な姿勢に共感して入社を決めました」。

福田が配属されたリニューアル事業部は、他事業と比べると新しい事業部だ。建築・土木工事の足場のレンタル事業とは違い、ここでは資材管理から施工まで、材工一体でリニューアル工事を請け負う。工事が行われるのは200戸から400戸ほどのマンションや学校などの施設、橋や道路など様々。福田たちがフロントに立って仮設資材や各種工事を手配、工事スケジュールを立てることで、建設業者は発注窓口を一元管理できる。「工事スケジュールを管理・調整しながら、現場スタッフたちが事故なく効率的に仕事を進められるようにコントロールするのが私たちの役割です」と福田は言う。

新しい部署とはいえ、そこは建設業界に名が通っている日建リース工業。業績は伸びており、ひとりで10数件を同時進行させなければならないほど案件を抱える時期もあるという。「多数の現場を回り、そのどれもがプレッシャーのかかる中でも、未経験の私が気後れすることなく現場に向かうことができたのは先輩社員たちのおかげです。皆が忙しいなかでも、先輩方は私に何かあれば手を止め、細かく仕事を教えてくれました。ピンチには手を差し伸べてもらい、少しずつ対応力が身につき、自信につなげることができたんです」。頼れる先輩がいたことが未経験の福田を支えてくれたのだと話す。

4年目で新拠点のリーダーへの抜擢でも自信はあった

2023年、福田が勤務していた東京、関西エリアを担当する大阪に続き、リニューアル事業部3つ目の拠点が福岡に設立された。その新拠点のリーダーに任命されたのが、入社して4年目になったばかりの福田だった。

「まさか自分が、と当然驚きましたが、同時にワクワク感や期待感も湧いていました。もともと新しいことに取り組むのが好きで、チャレンジできる環境を望んで飛び込んだ会社です。すぐに福岡行きを決めました」。

尊敬する上司たちが期待してくれていたことも福田の背中を押した。信頼に応えたかったし、応える自信も少しあった。前向きに仕事に取り組んで努力を続ければ、必ず結果は付いてくる。それが、海外生活や東京で3年間働いて得た福田の教訓だった。「折れずに、ひたむきに、誠実に。私が一生懸命働けば、九州にも事業基盤が確立できると信じています」。

とはいえ、新参企業には厳しいのがこの業界だ。「日建リース工業=資材レンタル」という印象が強すぎるあまり、材工一体のサービス領域には懐疑的な目を向けられていると感じることは少なくないと福田は言う。

さらに、地場企業同士のつながりが強く、後発の私たちが建設会社の懐に入るには苦労もある。福岡赴任の最初の半年は、とにかく多くの現場に出向き、「日建リース工業=材工一体もできる」というイメージを少しずつ広げていくことから始めた。

また、関係性では地場企業にリードを許してしまう分、福田が勝負するのはクオリティ面だという。「例えば、見積依頼があればスピード対応したり、資料説明はタブレット端末を使いながら視覚的にも理解を促すようにしたり、受注すればもちろん妥協は許さないなど、ビジネスパートナーとして信頼関係を築くことで、緊張感の緩んだ地場企業同士の間に割って入るように努めています」。

営業活動の甲斐があって、設立1年目で少しずつ案件は増えてきた。しかし、もっと大きな成長軌道に乗せることが福田の目標だ。「もちろん責任を負う立場になり、不安も小さくはありません。けれど、私がチャレンジしたいことと、会社が私に求めることが一致しているので、今のモチベーションはとても高いです」と、福田は笑った。

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